2002.4.8 (Mon) LIVE in 高田馬場CLUB PHASE 〜chaos world
     18:00open/18:30start
     *21:10頃から出演 前売り¥2,000/当日¥2,500(別途ドリンク代¥500)
      対バン -SIR -GESS -サムライジェット -barrel house

             豊島区高田3-8-5セントラルワセダF1
             TEL:03-5911-2777
              http://www.deseo.co.jp/phase/

予想外の多くの皆様のご来場に、アンケート用紙が足りなくなってしまいご迷惑をおかけいたしました。
同内容のアンケートフォームをご用意いたしましたので、よろしければこちらからご送付ください。
>>ココをクリック


 

1.High&Dry
<MC>
2.愛が欲しい
3.EXIT
4.LET DOWN

<MC>
5.Everyday
(4.8Live in Tokyo version)


アンコール

<MC>
6.Sunrise
(Acoustic version)
<MC>
7.Maybe







>>LIVE REPORT01

>>LIVE REPORT02

>>LIVE PHOTO

〜Live Report01〜

 2002年4月8日。
 高田馬場ClubPHASEにおいて、”エージャン・ストリート”フルバンドライヴが行われた。2月28日リリースの1st.Album「HIT THE ROAD」全国発売記念として横浜・豊橋・名古屋・東京・福岡・大阪の六都市で開かれるライヴツアー。そのターニングポイントである。

 3,4月の2ヶ月で、フルバンド、アコースティックという別形式でのライヴを6本、さらに昨年秋からはアルバム制作やラジオ等のメディア出演でアクセル全開ノンストップのハードスケジュールとなっていたが、そのライヴツアー4回目となるこの日、疲労の欠片も見せないメンバーの溢れんばかりのパワーに驚かされた。過密スケジュールの中、横浜ライヴのビデオを全員で見直し、2週間後のこのライヴを再構成したのだという。同ツアー内でも進化し続ける。当たり前のようでいて、なかなかできることではない。

 そんなメンバーの気合いを知ってか、平日にも関わらず、用意していたアンケート用紙が足りなくなるという事態が発生するほど予定を大幅に上回る観客が会場狭しと詰めかけた。ライヴハウス全体がすでに熱気溢れる中、静かにステージの幕が上がった。

「High&Dry」。重厚かつメロディアスなこの曲はオープニングにふさわしい。最初のMCとして軽い挨拶をはさみ、そのまま「愛が欲しい」。甘ったるいメロディーになりがちなこのテーマをエージャンサウンドでは苦みを感じさせる硬派な一曲に仕上げている。そして「EXIT」。聴かせるナンバーでありながらパワフルなこの曲をじっくり聴かせておいて、続けざまにスピード感溢れる「Let Down」。激しいシャウトと躍動するステージに一気に引き込まれる。

 2回目のMCの後、「Everyday」。ヴォーカル加藤のメジャー時代に作られ未発表となっていたこの曲。完成度は非常に高い。
 突然、演奏が止まり加藤がステージを飛び降りる。なにごとかと思う間もなく、河辺がブルースハープ・ソロを披露。そのまま「She came in through the bathroom window」(The Beatles)を歌い上げる。そして舞台袖から戻ってきた加藤を迎え、再び「Everyday」。ライヴならではの心憎い演出だ。

 これで終わり?
興奮状態の会場からはアンコールの拍手が鳴りやまない。
加藤と河辺が戻ってくる。河辺の手にはアコースティックギターが握られていた。
アコギとヴォーカルというストリートのスタイルで演奏されたのは、昨日詞ができあがったばかりという新曲「Sunrise」。ブルーライトの下で奏でられるバラード。ステージは幻想的と言っても過言ではない静かで美しい空間となった。

 最後はメンバー紹介から再びフルバンド構成で「Maybe」。これもまた繊細かつパワフルという、エージャンらしい一曲である。

「Thank you!」
「We are Ajan-st.!!」

 そして幕が下りる。
ふと時計を見ると、開始から40分が過ぎていた。
「気が付けば」とか「いつの間にか」という感覚。
時間を忘れて音を楽しむ。久しく得られなかった興奮と感動を、この日エージャンストリートは与えてくれた。

「Thank you !」はこちらのセリフかもしれない。

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〜Live Report02〜

ライブ会場に入ってまず驚いたのは、観客が多かったこと!
男性もしくは女性ばかりに偏ることなく、いろんな層がいるのは不思議。
間もなく場内が消灯し、ステージにざぶざぶとライトが照らされた。
アルバムの第一曲目である「High&Dry」が溌剌と歌われる。
見ているこっちまでノッてしまうリズムが憎い♪
そしてご挨拶としてのMC。息がぴったり(?)な二人の間がなんとも笑える。
「愛が欲しい」での河辺さんのコーラスにもうっとりさせられつつ、
三曲目の「EXIT」では“加藤くん、本当に泣いているんじゃなかろうか…”と
疑ってしまうほど哀しそうに歌い上げる(泣いていたのか?)。
さらに静かなベースの誘いにより、ガラっと曲調の変わった「Let Down」へ。
エネルギッシュかつ、加藤くんもメンバーもアドレナリンたっぷり出てそうな
ノリノリな一曲で、サビの部分では思わず一緒に叫びたくなっちゃう。
続いて大好きな「Everyday」の間奏にて河辺さんの粋なアレンジ&歌声に
これまたうっとり。
だのに絶頂のままライブが終了してしまう。
“アンコール!”の懇願にこたえて、
アコースティックギターを持った河辺さんと加藤くんの二人が再登場してくれた。
新曲の「Sunrise」は気持ち良さげに、また、フルメンバーでの「Maybe」では
嬉しそうに歌う加藤くんのオーラが会場中に広がっていた(気がする)。
もちろんアコースティックギターでの演奏もステキだった河辺さん。
二人の異なる魅力がいい塩梅に音の上で溶け合うのがたまらない。
ライブ後のお客さんの顔が明るかったのも印象的。
だけど、クセになりそうなこのモヤモヤはなんだろう…。
“もっともっと”とか“まだまだ見たい!”といった欲求かしら。

 

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