旅日記46  マイアミ(USA)トランジット編
「メヒコでた夢」

6月4日「晴れのち雨」

空港で一夜を明かし、アメリカン航空の飛行機で3時間半程かけてマイアミへと降り立つ。

ここでメキシコのカンクン行きの飛行機へ乗り換えるのだが、アメリカの出国のイミグレーションが見つからないまま、次の登場ゲートに来てしまった。

後でトラブルになるのは嫌なので、アメリカン航空の係員に、イミグレはどこかと聞くが、その必要は無いといわれる。アメリカではパスポートコントロールは入国のみらしい。去るもの追わずと言ったところだろうか。

マイアミから2時間程でメキシコのカンクンへ到着した。朝からずっと移動しているのに、機内食のサービスすら無い、相変わらずアメリカン航空のサービスは悪い。

カンクンのイミグレは非常に込んでいて、1時間程待たされたが、自分の番になるとあっという間に終わって通してくれた。やはり日本人だからだろうか。

続いてバケージの受け取り口にくるが、ギターとバックパックはちゃんとでてきたが、バックパックと一緒にしてあった、キャスターがなくなっている。

どこかにないか必死に探すが、どこにも無い。また探しているときに、他の荷物で左腕を怪我してしまい、血がどくどくと流れ出す。痛い。

せっかくオーストラリアで買ったキャスターだったが、1800円だったのと、前回の換金できないトラブルが解決していないのに、これ以上ごたごたするのは嫌だったので、あきらめることにした。

アメリカン航空に2回しか乗ったことがないのに、2回ともロスト。すごいエアラインがあったものだ。

空港で今日1日分のお金を両替し、シャトルバスに乗る。日本円で約900円。高い。

他の乗客は皆、海沿いの高級ホテル群へと消えていったが、僕だけ最後一人、セントロと言われるダウンタウンでおろしてもらう。金の無い僕は、リゾートホテルなどとは無縁だ。

しかし安いと聴いていたセントロも、思った以上に高い。もう時間も夕方6時を過ぎ、真っ暗だったので、聴いた中で1番安いホテルに1泊だけ泊ることにする。ここでも30US$。ものすごく高い。

しかし部屋に入るとものすごく広く、ダブルサイズのベットが2つに、エアコン完備、そしてホットシャワーが付いた個室。僕にはもったいなさすぎる。

荷物を置いて外にでると、スコールなのか、ものすごい雨が降ってきた。間一髪だ。

とりあえず食事にしようとするが、あまりに雨が強かったので、ホテル近くのバーガーキングにしてしまう。値段もアメリカと大差なく、これではどこへ来たのかわからない。

部屋へ戻ってシャワーを浴び、疲れていたのでそのまま就寝。そしてこの日は夢をみた。内容はなぜか僕は中学生で、社会の授業中に立って発言していた。そしてテーマは、これからの日本は、どうやってこの不況から抜け出し、アメリカ経済に立ち向かうかだった。

こんな夢まで見るとは、、、、よっぽど僕はアメリカがムカついたのだろうな、と目が覚めて一人笑っていた。

 

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