麻雀ビギナーズ講座

あばうと麻雀・ABOUT MAHJONG ESSAYS

第六回 ”代表的な手役(2)”
「平和」


 手役のはなし第2弾は「平和(ピンフ)」についてです。

 皆さんもご存知の「大三元」や、「国士無双」といった役満は1翻だけで32000点も叩き出せるゴージャスな手役ですが、この「平和」は1翻で1000点しかありません。そのうえ面前で完成させなければならないなど、様々な制約もあり初心者の方にとっては把握するのが面倒なものとなるでしょう。

 こうした点だけを指摘するとなんだかあまり魅力のない手役のように思われるかもしれません。しかし今季のオリックスが優勝できたのはイチローやニールの力だけによるものでしょうか。福良や大島といったバイプレイヤーの存在なくしては、長い戦いを勝ちきることは容易ではなかったはずです。

 これは麻雀においても然りで、ここ一番での大技が大事なのはもちろんですが、ゲームメーキングのための小技はそれにも増して重要なのです。

 そこで重宝されるのがこの「平和」です。すべての手役(リーチは除く)の中で、最も出現率が高いということからも、この手役の使い勝手のよさが伺えるのではないでしょうか。また単独では1翻で1000点しかありませんが、他の手役との複合度がかなり高いため、「平和」を組み込んだおかげで3900点が満貫に、満貫がハネ満にといったケースがよくあります。

 また、前回の「面前清自摸」の項で説明したことを念頭において手を進めれば「平和」の完成率も高くなるはずです。下記の「平和」の条件と併せて参考にしてください。

 ・面前で聴牌すること。

  ・すべての面子が順子で構成されていること。

  ・役牌を雀頭にしてはいけない。

  ・聴牌形の際、待ちの形が、両面塔子をまたぐ両面待ちであること。(シャンポンやノベタンもだめ)

    


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